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未来の不安への向き合い方。少しずつでも着実な一歩を実践することが大切【松本量文師】

こんにちは、天台宗僧侶の松本量文です。

私たちは日々、様々な不安と向き合いながら生活しています。

特に未来への不安は、心を重くし、時には日常生活にも影響を及ぼしますよね。

人間は、複数のことを一度に考えることはできません。

もしあなたが今何かに悩んでいて、将来の不安に思いを馳せすぎると、今この瞬間を大切にすることを忘れがちになってしまうかもしれません。

ここで大切なことは、その不安とどう向き合うかです。

不安のループから抜け出し、今を有意義に生きる方法を考えてみましょう。

小さな一歩を踏み出すことが大切

例えば、あなたが富士山に登ることになったとします。

富士山に登るとき、山の麓で「大変そうだなぁ」と思っていても、それだけでは頂上には近づけません。

例え一歩であっても、着実に前進することしか頂上に近づく方法はないのです。

そうやって歩みを進めると、3合目には、3合目の景色が、8合目には、8合目の景色があります。

頂上には予測もしなかった絶景が待っているかもしれません。

登山にはトラブルがつきものですので、もしかすると途中で挫折するようなこともあるかもしれませんね。

ただ、たとえ途中で挫折することになっても、自ら踏み出した道中で発見したことから学ぶものがありますし、「私はここまで頑張れた」という経験はあなたに自信を与えます。

そのように、日々の生活でもまずは今できることに目を向け、少しずつ努力してみてください。

その小さな行動の積み重ねが、あなたの未来への不安を打ち消していくのです。

今を大切にすることが明るい未来を作る

今を大切に生きるとは、日常のちょっとしたことに価値を見出し、心を込めて過ごすことです。

家族との時間を楽しむ、趣味に没頭する、新しいことを学ぶ。

誰もが不安を抱えていますが、それに支配されず、今できることを確実に実践し、丁寧に生きることとがより良い未来への鍵です。

日々を丁寧に生きることで、不安を乗り越え、充実した未来を手に入れましょう。

この記事を書いた人

松本量文師

大分県在住の天台宗僧侶。歯科医師や美容クリニックの院長としての経歴もあり、豊富な経験と知識が強み。