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「うどん券」とお布施は似てる!?応援の気持ちを形に【香川正修師】


こんにちは、真宗興正派の香川正修です。

あなたにとって「お寺」はどういうところでしょうか?

僧侶」とはどういう関わりがありますか?

先祖代々〇〇寺の檀家なので、家族が亡くなったら葬式を出してもらう、という関係性の方が多いのではないかと思います。

また、これまで全く関わりがないという方も大勢おられることでしょう。

お寺、僧侶とは本来どのようなものなのでしょうか。

 お釈迦さまのいただきもの生活

仏教を開かれたお釈迦さまは、教えを説くために各地を渡り歩きました。

住居は持っていません。

インドは温暖なので寒さに凍えるということはなく、雨風をしのぐことができれば生活することが可能でした。

ただ、雨季は虫や小動物の活動も活発になるため出歩くと這い出てきた虫を踏み殺してしまいます。

それを防ぐために、一定期間居住する生活スタイルをとっていました。

インドの僧侶

その建物は精舎と呼ばれました。

これが寺院の原型と言えるでしょう。

お釈迦さまは生産活動をせず、すべていただきもの、いわゆる「布施」で生活しました。

お釈迦さまの生活は、その行いや教えに心打たれた方の応援によって成り立っていたわけです。

応援した方は、お釈迦さまの教えを聞いて、苦しみがやわらぎ、救われていきました。

 広がる応援購入

現在、世界はコロナ禍。

社会の状況は一変しました。

商品の流通、販売が止まってしまい、多くの食品や商品が行き場を失うことに。

それで困っている人を何とか応援したいという思いが広がりました。

クラウドファンディングなどの仕組みをつかって、大変な状況に置かれている人たちの姿や、商品への思いなどを伝えます。

それを見て共感する人々が増えていきます。

ただ安いから、品質がいいからという理由だけで商品を購入するのではありません。

その分野を、その店を、その人を応援したいという思いが購入という形となって応援につながるのです。

香川県で広まったうどん券

香川県では「うどん券」という取り組みが広がりました。

これはお気に入りのうどん屋さんで使える前売りチケットを購入することで、後日金券として使えるようにするものです。

うどん券

お客さんの減少によるさぬきうどん店の当座の資金難を応援するために始まった取り組みです。

「SAVE THE UDON」

讃岐うどん店の味や歴史、文化の多様性を守るためには資金が回ることが大事です。

うどん券の応援購入によって助かったお店も多かったのではないでしょうか。

 応援購入と布施は同じ

「応援購入」、これはまさにお釈迦さまへの布施と同じだと思います。

その人の行い、考え方に共感して布施(応援購入)する。

教えを聞かせていただき(商品が届き)、救われていく(楽しむ)。

お寺のあり方もこのような形が原型であり、その精神は今も息づいているはずです。

お寺は、そこに関わる人々によって何百年も護持されてきました。

お寺、僧侶に対して何らかの願いを込めて布施したのでしょう。

それに応えてきたからこそ、今まで続いてきたはずです。

お寺に願いを込めて

日本には7万ものお寺があります。

お釈迦さまのようにとはいきませんが、苦しみを和らげ、喜びをともにするために頑張っているお寺が数多くあります

あなたの思いに沿ったお寺もあるかもしれません。

すでにお付き合いのあるお寺がそうであればいいですね。

この「布教使ドットコム」も同じです。

応援したいお寺、僧侶を探してみませんか。

あなたの願いを込めて。

コラム執筆者

香川正修師

香川県在住の真宗興正派の僧侶。本山布教使。
住職としての活動以外にもアートプログラム「よるしるべ」の開催に携わるなど、地域活性化に協力する中で、仏教を身近に感じてもらえるよう努めています。

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